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あやふや本 No.3545

内容

日本の児童文学です。
学校でクラスに馴染めない女の子。
ピアノが得意なのですが、何か嫌なことなどがあると頭の中に不協和音が鳴り響いてしまう。
途中から不登校になり、東京を離れて田舎の祖父母の家に身を寄せる。
クラスメートからハガキをもらい返事を書いたが、相手の子の文面の真似、例えば「ペロッ(舌を出す音)」に対して「スーッ(香りを吸い込む音)」などという陳腐な文章しか書けなかったために翌朝破り捨ててしまう。
祖母が浴衣を縫ってくれたが、何かが気になって直そうとほどいているうちにバラバラになって泣いてしまう描写がある。 (祖母から、お母さんも昔同じことをしていたと言われる。 )
その後徐々に精神的に立ち直り、縫い直してくれた浴衣を着てお祭りに行き飴の赤いシミをつけた、などの描写があった。

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こたえ

作品のタイトル:透きとおった季節

作者:高田桂子

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その他,依頼者コメント等:
先ほど図書館で借りてきて確認しました。東京ではなく広島、祖父母でなく従祖父母(おおおじ・おおおば)、浴衣ではなくてスカート(母親がかつてバラバラにしたのが浴衣でした)など、やはり古い記憶なのでいくつか思い違いはありましたが、あやふやを推理してくださる皆さんに感謝いたします。今は確認のため拾い読みしたところですが、この後ゆっくりと読み直してみたいと思います。この作品は1983年に書かれたようで、私もその頃に読んだと思います。当時小学5年生でした。今はもう絶版になっているそうで図書館でも閉架に仕舞い込まれておりましたので、今回のようなご協力がなければもう一度出会うことの難しい本だったかと、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございました。


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