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あやふや本 No.5116

内容

【ネタバレがあります】

メフィストというミステリー雑誌で掲載されていた短編なのですが、作者名やタイトルが思い出せなくて企画に参加いたしました。
ミステリーの核心部分のネタバレや、残酷描写も含まれるので、苦手な方はご遠慮下さい。
あらすじは、いじめられっ子の親か親族?が、いじめっ子と担当教師を誘拐・監禁して復讐をする話です。
終始教師視点で話が進んでいった気がします。
誘拐された教師が目覚めると、広い空間に、いじめっ子数人が椅子か何かに縛り付けられて拘束されているのを発見します。
また、自分も同じように拘束されています。
いじめっ子と教師は、円陣を組むように配置され、互いが目視できるようになっています。
いじめっ子と教師は、それぞれ目や口や耳を傷つけられ、1人ずつ「見ざる言わざる聞かざる」の状態になっていました。
多分教師は耳が聞こえなかったと思います。
例えば耳の聞こえない先生は生徒の声は口パク状態で推測しなければいけません。
目が見えない生徒は声は聞こえますし喋れますが、場に何があるかは分かりません。
この状態で、互いに情報交換して教師が犯人の隠れ場所を当てたら、殺さずに返してやると犯人から謎かけが与えられます。
結局教師は隠れ場所を当てることができませんでした。
雑誌ではいじめっ子と教師の位置関係が図として示されていたのですが、そのページを光に透かすと、裏面に印刷されている黒点が浮かび上がり、黒点の位置=犯人のいる位置となり、犯人は教師の「後ろ」にいたとわかる仕掛けが印象的でした。

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:ミステリ魂。校歌斉唱! メフィスト学園『三猿ゲーム』

作者:矢野龍王

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