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あやふや本 No.5141

内容

【ネタバレがあります】

1990年頃に読んだ文庫本小説。
出版はおそらく1970~80年代頃。
工事現場で落ちてきた鉄骨の下敷きになり、現代では治療不可能なけがを負った少年が、未来の医療技術に望みをかけてコールドスリープ処置をされるというもの。
そして恐ろしく機械文明が発達した未来で目を覚ますと、すでに傷は治されており、過去からのお客様みたいな感じで歓迎され、未来の世界を見学中になんやかんやあってテロに巻き込まれる。
そこで、少年は未来人とともに素一人でも簡単に扱えるパワードスーツのようなものを着て戦いに参加するが、テロリストは無線機か何かを通じてスーツを着た人を殺せる兵器を持ち出し、「現代人」の少年は機械に頼らず異常を感じてすぐにスーツを脱いだので助かるが、機械に頼り切った「未来人」はその判断が出来ずに次々やられていくという描写がありました。
最後は、実はもとの時代に帰る方法がある、と言われて紹介された装置に入るが、実はそれはリアルな夢を観られる装置で、怪我の原因となった事故を回避しその後も20世紀の平凡な生活を送る夢を観ているだけ(しかもほんの数時間で一生を追体験する)……というものでした。

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こたえ

作品のタイトル:北極シティーの反乱

作者:小隅黎

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