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あやふや本 No.5459

内容

【ネタバレがあります】

二年ほど前に図書館で立ち読みした短編集の最初か二番目に入っていた短編です。
・女子高生が待ち合わせをしていて、ネットで知り合った相手からユーザー名で話しかけられる場面から始まる。
・ネット上では男性名だったが、現れたのは女性で、女子高生は女この人で良かったと口にする。
・二人は自殺サイトで知り合い、樹海に行き、そこで自殺しようと
計画していた。
その前に一晩、二一人でホテルの同じ部屋に泊まる。
・翌日、女性の車で樹海の中を走っていると、道の真ん中に小さめのテーブルと人が倒れているのを見つけて止まる。
車から降りて近付くと、それはワイングラスを握った女の死体だった。
・どうしてこんなところに、ワインを飲んだような恰好で死んでいるんだろうと女子高生が不思議がっていると、女性はその理由を推理する。

以下はネタバレです。
・この女は生きているときに、何者かに誘拐された形で、この樹海に連れてこられた。
・そのまま一人で解放されて、樹海から抜け出そうと何時間、あるいは何日もさまよい歩き続けてきた。
喉も乾いた時に、このテーブルとワインの入ったグラスを見けて、思わずそれを飲んでしまう。
・しかし、それは誘拐犯の罠で、ワインに入っていた毒によって女は死んでしまった。
・女子高生はそれを聞いて、この人は生きたかったけれど私は死のうとしている、と考える。
・女性から、この死体を見てもまだ死にたいかと尋ねられるが、女子高生は肯定する。
二人は車に戻り、練炭か睡眠薬で自殺を図る。
・だんだんと女子高生の意識が遠くなっていく描写で終わる。

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こたえ

作品のタイトル:三階に止まる『心中少女』

作者:石持浅海

More Info:※番号誤りのため Twitter NO.5559 → 書庫 NO.5459 になっています。

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