宇宙モノのオムニバス本。
その中の1つの作品がとても不思議でかつ、自分のことのように切ないお話でした。
多分星新一かな?と思いますが宇宙船内の冷凍睡眠から起きたら女性主人公1人しか生きのこりがいなくてひとまず地球に向けて帰還することになります。
不思議な事にメインシステム(以降彼に自我が芽生えており、隕石群などなんとか彼のアシストを受けながら逃れることができました。
少し脂肪と砂糖の取りすぎは君には良くないのだけれど、よく頑張ったね、と、ショートケーキと紅茶が彼から提供されます。
宇宙船にこんなAIは搭載されていなかったはず…と、彼女は彼がメンテかなにかでスリープしているときに、メインフレームのネジを開けてみるのですが、そのには何も変わらぬ機械があるばかり。
だれかが忍び込んでいたずらしている訳ではなさそうでした。
それから、他愛ない話をしながら彼と彼女は無事地球にたどり着きます。
ありがとう!と宇宙船に駆け寄り言おうとしたら爆発。
メインフレームを開けた時のネジが彼女の足元に転がってきて終わります…
切ないです…
この本が気になります!
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