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あやふや本 No.1095

内容

小説テーマは海。主人公(息子)の名前も海関係だったような…(表紙も水中のそこそこ深くから上を見上げるような綺麗な青い表紙だったかと)
15年近く前の時点でこの本をくれた叔父(40代後半?)が「昔読んで面白かったから」と行ってたので相当前(勘違いじゃなきゃその時で既に20年近く前の作品だったかと)の小説だったと思います。
物語の視点は父親と息子の二人の視点が交互に出ていたような….
息子が昔から重い喘息だったが、プールに通わせるようになったところ喘息もおさまり、尚且つもの凄くイキイキと生活できるように(文中の描写で、息子が自分の手のひらの水かきの部分は他の人よりでかいと自慢してたような…)。
しかしそれから数年して、プール(や風呂などの水場)にいる間は喘息が収まるが、水気がないところでは呼吸が苦しくなってしまう
病院(?)に行ったところ、一種の先祖返りのようなもので、息子が水中生活特化型の身体であることが判明。
その息子は同じような病気の子(女の子)と共に療養生活を送ることになるが、そのためには親と離れ離れに暮らさなければならないことに。
父親の葛藤と、息子の葛藤(と女の子への恋心)が印象的な作品でした。
なお、息子の友人に飛蚊症?を患っているのか、よく目の前を払う癖がある男の子がいて、息子がみんなと離れて暮らすことを決意した際、その友人も「お前が決意したんだから、俺ももう目の前を払わないって決めた!」と、目の前を払いそうになる腕をぐっと堪えて、息子を見送ってたシーンがあったはずです。

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:弘海

作者:市川拓司

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