奇妙な恋愛を描いた短編を集めたアンソロジーのなかの一作。
外国の、女子校が舞台のお話。
その寮では、朝食に固くてすっぱい黒パンが出されるけれどそのなかにひとつだけやわらかな白パンが出される。
それを食べるのはいつも、学園の王子さま的な存在のカッコいい女の子。
その子に憧れる主人公がなんやかんやあって、最終的に、いつもの黒パンではなく憧れの彼女を象徴する白パンを食べてしまう。
それを見た憧れの彼女は黒パンをただ、黙々と食べる…といったようなお話です。
女の子の間に生じる微妙な感情がたまらない作品なのですが、再度見つけることが出来ずにいます。
この本が気になります!
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作品のタイトル:昨日のように遠い日
作者:柴田元幸
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