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あやふや本 No.2910

内容

・2002年以降の電撃hpに掲載されていた短編。電撃hp短編小説賞の応募作だったような記憶が。
・舞台は戦争で荒廃した遠未来の地球。
・主人公達は滅びつつある人類の余韻らしい。
・戦争の化学兵器の後遺症で、人は13~14歳で成長が止まり成年扱いとされるように。老化は急に始まる。
・老衰で死ぬと有毒ガスが発出されるという見解。つまり老衰死した者の遺体は、人のコミュニティでは置けない。主人公はコミュニティの指示の下、老化の始まった祖母とともに姥捨ての旅に出る。
・祖母が若い頃に行った姥捨ての旅と主人公の旅がオーバーラップする。
・祖母は有毒ガスの発生説は嘘っぱちだと見抜いていた、世界を旅したがったが、コミュニティに残した弟や妹のために諦めた。
・主人公は違う。コミュニティを離れて一人で旅を始めることに。
・文末は「14歳のままだが、逞しくなった」というニュアンス。
・最後の一文が、「世界は、もう彼のものだった」
・電撃hp短編小説賞候補作品として、電撃hpに載っていた作品のリストをインターネット上で見つけたのですが、作品名を覚えていなかったため、それらしい作品の発見に至りませんでした

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こたえ

作品のタイトル:サクラサク

作者:福丸尚実

More Info:第3回電撃hp短編小説賞の最終選考に残った短編で、電撃hpの21号(2002年12月発売)に掲載


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