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あやふや本 No.3147

内容

・住処を追われたネズミの一族が新しい住処を求めて蛇やカエルなど集まった動物達と一緒に森の中を大移動をする話である。
・本の冒頭は乳母車に乗った三角模様のある蛇の視点から始まる。
・ネズミー族が住処を追われた原因はおそらく火事(不確か)
・ネズミー族と行動を共にする蛇は、以前は綺麗な池?湖?沼?で父親と二人で暮らしていたが、ある日いつものように身体に結び目を作って解く遊びを一緒にしていた際に、結び目が頭に近すぎた為に父親が亡くなっており、その後いとこを名乗る蛇達に住処を追われてしまった。ネズミー族を利用しつつ住処を取り返す目論見を立てている。
・登場する動物達に固有名詞はなく、種族名で呼び合っている。

・ネズミー族は族長が率いているが、序盤に旅に出ることを議決した際に老ネズミから引っ越しを提案した子ネズミ(変わった色の眼をしている)へと族長が変わっており、話の最後で成長した子ネズミ族長が事故死した際はまた別の子ネズミ(旅の途中で母親に引っ張られ耳の形が歪になっている)が族長引き継ぐことを匂わせる描写があるなど、世代交代を示唆する描写が所々にある。
・ネズミー族と蛇はあくまで利害が一致しているだけで仲が良いわけではないが、途中川を渡る際にネズミ達を蛇か渋々背中に乗せて運びヘトヘトになるなど協力して進む描写もある。
・ネズミ達は蛇の元の住処の近くにある古い小屋を目的地としているが、ここには気難しいフクロウ?ミミズク?が住んでいる。

・ラスボスとなるフクロウ?ミミズク?だが、彼は幼少期に巣で自分の兄弟にあたる卵を大事に守っていた所、卵が事故で割れてしまい帰ってきた両親に彼が割ったと勘違いされて巣を追い出され、孤独に育った過去を持つ。
・オレンジ色の7本足の甲虫がフクロウ?ミミズク?の側にいて彼を唆しており、実質的な黒幕となっている。
・気難しいが心の底では暖かい家族を求めていたフクロウ?ミミズク?であったので、最終的にネズミ達の説得に応じ、一緒に暮らすことを許す。
・一方の蛇は荒れ果てた元の住処を見て傷心し、いとこに一対一の勝負を仕掛けるが惨敗。草むらに投げられて以後行方不明。
・全てが終わった後、話の大部分を占める間一族を率いてきたネズミ族長は人間の子供が放った空気砲の流れ弾に当たり死んでしまう。

・一冊完結の、おそらく児童書で挿絵も少しだけある。
・タイトルか表紙の絵で動物の話だとわかる(動物の話が読みたくて手に取った記憶があるので..)
・読んだのは今から10年以上前。
・「川の光」ではない。
・「ガンバの冒険」シリーズではない。
・基本的には森の中だか、ヨーロッパ圏が舞台っぽい雰囲気があるので、海外の作家では…?と思っているが確証はない。
「ポピー~ミミズクの森を超えて~」でも「川の光」でも「ガンバシリーズ」でもなく、一冊完結で登場キャラに名前はついていない事を特記して頂けると幸いです!
ネズミとヘビが一緒に冒険する話です!

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:ペンテコストの冒険

作者:W・コーベット

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