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未解決

あやふや本 No.5306

内容

高校か大学の模試の現代文の問題として出てきたもので、内容が忘れられずもう一度みたいと思うものの、どうしても元の本が探せないのでこちらに頼りました。
作者の名前は分かりませんが、アメリカの大学で日本の古典文学を教えている方であるようでした。
カリフォルニアのような、一年を通じて空の色が変わらない常春の地の学生達に、繊細な四季のうつろいを扱う日本の古典を教えることがいかに難しいか、というような内容の文章です。
(「空の色が変わらない」は、実際に文章の中で使われていた表現だったと記憶しています)
在原業平の和歌「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」が引用されていました。
この和歌の「桜の素晴らしさを強調するために桜などなければなあと仮定する表現」がどうしてもアメリカの学生に分かって貰えないのだ、という使われ方でした。
私の年齢は二十代後半です。
もしも、高校か大学の模試の問題である場合、目安になるかもしれません。

この本が気になります!


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