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未解決

あやふや本 No.5595

内容

20年以上前に読んだ短編小説を探しています。
文庫だったと思います。
中学か小学校の同窓会で、ある一人の男子の思い出話になる。
その男子はやや問題児だった(詳細失念)クラスで劇をすることになるが、汽車が出発するシーンで汽車のシュシュシュ…という発車音を出せるものがなく皆困る。
その時かの問題児くんが興奮してやって来て、「これなら出せる!」とレンガ2個をすり合わせて音を出してみせる。
当日、劇の汽車出発シーンで観客が「音どうしてるの?」と感心していると、先生が幕をサッとめくって必死でレンガをすり合わせている彼を見せる。
観客大喝采。
……という思い出話だった。
その彼は、戦争に行って亡くなっていた。
今西祐行氏の「ハコちゃん」と共に強く覚えていたので同作者かと思ったら違うようです。

この本が気になります!


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