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未解決

あやふや本 No.5716

内容

20年以上前の中学の問題集に載っていた小説(もしかしたらエッセイ?)を探しています。
「私」は真夜中に強烈な喉の渇きを覚えて布団の中で目を覚ました。
目を覚ましたもののすぐには起き上がれずコップに入った水を頭の中で思い浮かべているうちに、いつのまにかそれは昼間に見た水面の映像へと変わっていた。
(以下、回想シーン)昼間、「私」は幼い息子とともに湖のほとり(舟の上だったかな?)にいた。
ふとみると、息子の体が水面へと落ちそうになっている。
「私」がとっさに動けずにいると、若い男性がひょいと息子を抱き留めた。
我に返り、ひったくるように息子を受け取ると、若い男性は「いや、危ないなと思って…」と言った。
(回想から戻り)現在の「私」はようやく起き上がりコップで水を飲んだ。
部屋には妻と息子が眠っている。
まだ水面の揺れがおさまらない。
という内容でした。
揺れる水面に酔うような生理的感覚を起こさせる文章で妙に印象深いです。
ほぼこれだけで完結している短編なのか、長編の一部なのかもわかりません。
「新中学問題集」という問題集に載っていたと思います。

この本が気になります!


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もしかしてこれでは?:古井由吉「水」
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