10年弱くらい前に地元の図書館で読んだ文庫小説(短編集)出版されたのはざっくり昭和の後半頃だと思います。
東京の空襲で家を焼かれた主人公は伊豆に避難する。
伊豆は金持ちが別荘で安穏と暮らしていたがここも危ないという噂が流れて住民たちは慌てて逃げ出しはじめる。
金持ちを羨やんでいた主人公は避難する住人の一人に別荘を売ってくれるよう頼むが、足元を見られてほぼ全財産と引き換えにされる。
一文無しになって呆然とする主人公だったが下働きのおばさんがやってきて平然とした様子でご飯を炊いてくれて一緒に食べる。
同じ短編集内に、山奥の小屋に冬の間こもっている学者だか小説家が主人公の話でふもとから郵便を届けてくれていた郵便局員が行方不明になり村民と一緒に山狩りをする話も有ったと思う。
この本が気になります!
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More Info:後半は夢野久作「眼を開く」でした! 1枚目の伊豆の話が同じ短編集ではない可能性がありますため、引き続き情報をお待ちしています。