
40年程前に読んだ児童文学を探しています。
小学生だった当時、壺井栄さんや灰谷健二郎さんを好んで読んでいた頃に、図書館で出会った一冊でした。
こどもを主役とした物語を複数収めた、ハードカバーの短編集で、記憶に残るエピソードに次のようなものがあります。
1.カステラをお腹一杯食べたいと夢見ていた少年が、カステラ折りを一箱貰い受ける。
適当に切りながら存分に食べたあと、切り口を整えるために最後に薄く切りとって食べ、満足する。
2.鶏肉が苦手な少女が、「これはかしわだから大丈夫」と言いくるめられ、かしわ鍋を美味しく食べる。
3.後ろめたいことがある(友達のお金を取ったか何か)少年が、夕食が大好物のシチューかけご飯だったのに、思い悩んで食が進まない。
何かあったと察した母親に打ち明け、袋貼りの内職をして補填すると申し出る。
4.ピアノを習いたい少女がいたが、家庭の経済的な事情で叶わない。
代わりに紙に鍵盤を描き、紙のピアノで練習する。
この本が気になります!

More Info:1は次郎物語でした。2~4については情報をお待ちしています。