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あやふや本 No.5989

内容

以下のようなストーリーの小説を探しています。
およそ10年前の時点で文庫化されていた、ティーン向けの短編集の中の一話だったと思います。

①主人公の女の子は自分の容姿をコンプレックスを持つ高校生or中学生。自分のように冴えない容姿のオタク趣味を持った二人の友人と一緒にいるのが心安らぐ時間だった。

②主人公は家に帰ると化粧を落とし、口の中から脱脂綿を取り出し、メガネを外す。実は主人公は並外れた美少女で、前にいた学校でその美しさからトラブルがあり、自分をあえて醜く見せるように化粧をしていた。(主人公は元アイドルor子役だったかもしれませんが、記憶があやふやです…)

③ある日を境にクラスの人気者の明るい男子と接点を持つようになる。(昼食中にアクシデントで牛乳をかけられた?)初めはその男子の明るさを怪訝に思い、ぶっきらぼうな態度を取っていた主人公も次第にその男子に心を開いていく。

④男子が数年前の雑誌に載っていたタレント(主人公本来の姿)と主人公の名前が同じであることに気づく。
主人公はそのタレントが妹の梅子(飴の「小梅」から思いついた)であると嘘をつく。

⑤物語の終盤近く、友人たちも実は主人公の容姿の良さに気づいていたことが発覚する。(メガネ越しに見えるまつ毛が長かった)友人たちに背中を押され、主人公は男子と休日に会うことになる。

⑥ラストシーン、待ち合わせ場所にいつもの醜く見せるメイクをしないで現れた主人公。
先に着いていた男子は「妹さんだよね?俺、○○(主人公)に会いに来たんだけどまだかなぁ」と言う。それに対して主人公は切なさを覚えるのであった。

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:百瀬、こっちを向いて。『小梅が通る』

作者:中田永一

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