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あやふや本 No.6150

内容

10年前に読んだ、ロシア革命を舞台にした児童書を探しています。
おそらく対象年齢は小学校高学年~だと思います。
小学校の学級文庫の棚に入っていた本なので、刊行時期などは分かりません。

あらすじ
主人公は富裕なロシア貴族の家庭に生まれた幼い少年で、物語は主人公一家と使用人達が復活祭の準備をしているところから始まったはずです。
主人公は、彼の乳母を務めている女性の娘(ヒロイン)と特に仲が良く、復活祭の準備の時も二人で一緒にイースターの卵の絵を描いています。
ヒロインは割とお転婆な女の子で、主人公の父親や母親は彼女のことを大層可愛がっています。
そして主人公は、そんなヒロインに淡い憧れを抱いています。
しかしそんな平和な時代は長くは続かず、やがてロシア革命が勃発、使用人たちは皆屋敷を去り、主人公一家の側に残ったのは乳母と彼女の娘であるヒロインだけでした。
貴族である主人公一家はボリシェヴィキから逃れる為に、屋敷中の残された財宝とニコライ2世の肖像画を抱え、列車に乗り逃亡します。

ここから先はかなり記憶が曖昧なのですが…列車内で主人公達は赤軍の兵士に捕まり、収容所のような所へ送り込まれます。
そこで主人公とヒロインは頭を丸刈りにされます。
収容所での生活を送るうちに、主人公はヒロインへの恋心を自覚します。
恐らく収容所から解放された後、主人公一家と乳母は小さなアパートに住みます。
主人公はこの時にヒロインに告白し、彼女もそれを喜んで受け入れます。
彼の母親は、逃亡生活中守り抜いた屋敷の財宝をアパートのあちこちに隠し、生活の資金にしようと計画します。
しかししばらくした後、確かに隠したはずの財宝が根こそぎ無くなっていることに気付きます。
父親と母親が乳母を問い詰めると、乳母は宝石を盗み売り払ったことを認め、その後主人公一家と貴族制度に対し罵詈雑言を吐いた後、ヒロインを連れて姿を消すという話です。

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こたえ

作品のタイトル:ユーリーとソーニャ ロシア革命の嵐の中で

作者:アンリ・トロワイヤ

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