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あやふや本 No.6334

内容

15年程前には図書館にあった。
外国の話を翻訳した話がまとめられた短編集のようなもの。
子供向けのようだった。
ある学者に「言葉の意味をちぐはぐに覚えさせたらどうなるか」と育てられた娘(はいがいいえ、台所がお風呂場など)が、学者の部下の青年と出会う。
2人は恋に落ち、青年はこんな家出ようと言う。
彼女も受け入れ待ち合わせをするが、言葉の意味が正確に伝わっておらず待ち合わせの場所には現れない。
娘は駆け落ちを父親に気づかれる。
その夜学者の家が火事になり、娘は助け出される。
消防隊員に「家の中に人はいるか」と聞かれ、娘は突然言葉の意味を正確に理解する。
娘は「いいえ」と言った。
言葉の意味を理解したが、家の中に父親がいると言う意味でいいえと言ったのか、理解した上で父親を見捨てるためにいいえと言ったのかはわからないまま。
最後は娘が青年と結婚して才能ある学者として学会に立つ(物語冒頭で2人の出会いを振り返るような文章だった)。
同じ本かシリーズに「カエルを殺して飾る子供を懲らしめるために生きたカエルを紛れ込ませ脅かす話」も入っていた。

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こたえ

作品のタイトル:先の読めない物語『「いいえ」は「はい」』

作者:ポール・ジェニングス


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