探しているのは日本の小説です。
二本の中編を収録したハードカバーの本でした。
読んだのは1年ほど前ですが、本が出版されたのはもっと昔だった気がします。
舞台は両方とも日本で、とても静かな雰囲気の話でした。
一本目はバイトの同僚だった男からビジネスの話を持ちかけられた話でした。
主人公は大きな家を持っていて、男に自分の家の一部屋を貸して、パソコンなどの機材を持ち込み株の売買のようなことをやっていました。
その男はなぜか大金を持っていて、ミステリアスで掴み所がないような雰囲気でした。
男は会社から金を横領していて、株の取引は金を増やして会社に金を返すことが目的でした。
時効がそろそろ切れるので金を返して自由になると最後に本人の口から語られました。
2本目は、父と娘の物語で、どちらかは外国人だったと思います。
父はよく出張をしていて、車で遠くへ出掛けていました。
娘が内緒で恐竜と交流していて、アパートかマンションから草を食べる恐竜を眺めているシーンがありました。
この本が気になります!
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作品のタイトル:スティル・ライフ
作者:池澤夏樹
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