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あやふや本 No.6636

内容

15年程前に読んだ児童文学です。
・ある日、小学生の主人公、モリカワタクミのもとに死んだ祖父の幽霊が現れ、主人公の透きな子や宿題のことについて口出しをし始める。
・そんなある日、主人公の通う学校のウサギが襲撃されるという事件が発生、次第にエスカレートしていき他の学校ではウサギが殺される事態までに
・すると、友人から最初の事件の犯人が自分であり、飼っているケンタという犬に襲わせたと白状され、模倣犯を止めるために近隣の学校で張り込みを行う。
・模倣犯の少年たちと犬が現れ、ウサギたちを襲わせようとすると、主人公たちはケンタに犬を襲わせる。
・襲撃を止めたものの、大人たちに何故張り込みをしていたのか聞かれ、最初の事件の犯人がケンタとバラしてしまい、模倣犯の発生は主人公たちから影響を受けたからだということになってしまう。
・貴重な犬だったらしい少年の犬に手傷を負わせていたことが災いし、ケンタが保健所へ連れて行かれてしまうが、2人は保健所からの救出作戦を決行する
・保健所の職員に見つかるが、事情を話すと、「当保健所では家族全員の同意があって初めてペットを引き取る」と説明され、家族全員の同意なんてない、自分は反対した、と友人が説明すると、規定違反になったためケンタは帰されることに。
・この保健所てまは苦痛の少ないガスが殺処分の際使われているという話を聞き、主人公はそれなら安楽死というのではないかと聞き返すと、安楽死というのは家族や友人に看取られて幸せに死ぬことであって、こんなところで寂しく死ぬものではないということで、あえて殺処分と呼んでいると説明される。
・ケンタが帰されると案の定友人の両親から恫喝が待っていたが、そこで例の職員が味方をしてくれ、子供の意思を認めない父親に対し、「子供にもちゃんと意思はあります」とキッパリ
・さらにここで、今までボケていてケンタのことを「ケンタローさん」と呼んでいた友人祖母が覚醒、「ケンタはどこへも行かせないよ。お前たちの好きにはさせないからね」と味方し始める
・結局友人両親は折れるが、主人公はあることに気づく。
・ボケていた祖母はいつもケンタをケンタローさんと呼んでいたが、ケンタと名付けたのはこの祖母で、ケンタローというのは今幽霊になっている自分の祖父の名前。この祖母はかつて自分が好きだった祖父の名前からケンタと名付けた。
・ストーリーとしてはっきり覚えているのはここまでです。このあとは主人公の透きな子が飼っている犬が危篤と祖父から知らされその最期を看取る、その子が新しい犬を飼い始めたのを知る、などのエピソードがありました。

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こたえ

作品のタイトル:屋根裏のぼくのゆうれい

作者:折原みと

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