
カテゴリー:児童書、小説読んだのは9-10年ほど前。
小学校の学級文庫にあった。
表紙は全体的に淡い水彩画のようなイラスト。
白地に薄い水色や緑がベースだった。
タイトルも水色だった気がする。
・青年が療養所を訪ねるところから物語が始まる。坂道を登る描写があった。青年は療養所で女性とカッパと出会う。仲良く過ごす。
・療養所の庭には池?滝?何かしらの水源があった。カッパはそこに入っていた。
・なにかの作品との混同の可能性はあるが、カッパは「カッパだからといってきゅうりが好きとは限らない」と言っていた気がする。
・主人公の青年は死後しばらく経ってから、ようやく自分の死に気づく。死因は舞台である療養所のような場所に向かう途中で、交通事故にあったこと。坂道とダンプカー?トラック?が関係していた気がする。辛い記憶だったので封じ込めていた?
・療養所にいた女性もまた幽霊だった。
2人とも既に死んでいたにも関わらず、何らかの理由でその不思議な場所に導かれ、滞在し、自分の死に気づいていくストーリーでした。
クライマックスで2人は成仏します。
この時カッパが主人公の男性にかけた「死んだら友達じゃなくなるなんて、そんなの友達じゃない」というような趣旨のセリフが印象的でした。
記憶が曖昧なので違ったら申し訳ないのですが、タイトルはその「療養所らしきもの」の名称だったような気がしています!
この本が気になります!


作品のタイトル:消えてなくなっても
作者:椰月美智子
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