
カテゴリーは小説です。
ナルニア国物語と同じような難易度、雰囲気で、挿絵はなかったと思います。
おそらく2000~2010年に、学校か市の図書館で読みました。
舞台はおそらく第1次or第2次世界大戦のころの外国(イギリスっぽい?)。
1人の少女が慣れない田舎暮らしを始め(疎開?)、地元の青年と出会う。
青年は本屋だったか骨董屋だったかを営んでいるが、その前に精神を病んで軍を除隊になっており、地元では臆病者として村八分のような状態になっている。
ある日、少女は古い日記を見つけ暇つぶしに読み始める。
日記の主は女性で、未婚で身籠もり、出産するも、子供と引き離されて精神病棟に強制入院させられる。
最初は反抗していたが、やがて監禁生活の苦しさに従順を装うようになり、子供への愛を心の底に隠したまま反省したふりをすることで解放された。
子供の行方はわからないが、いつまでも愛している、ということが綴られていた。
少女と青年はやがてその日記の主が青年の母親であることを知り、青年は自分が親に捨てられたのではなく愛されていたことを知る。
日記の内容で、従順を装うようになったことで久しぶりに櫛を与えられ、髪を梳くことの気持ちよさに感動した、というシーンが印象的でした。
この本が気になります!


作品のタイトル:イングリッシュローズの庭で
作者:ミシェル・マゴリアン
本のリンク:この本のURLへ(外部サイト)