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未解決

あやふや本 No.8721

内容

2004~2005年くらいに友人に借りたミステリ。
確か文庫でした。
確か「最後にお話し致しましょう」とかそんなタイトルでした。
表紙がイラストレーターの佳嶋さんだったと記憶してます。
冬の湖の閉ざされたお屋敷が舞台でゴシックホラーっぽい小説。
語り手はごく普通の青年で、探偵役のイケおじが出てきて、舞台となるお屋敷に家督相続問題があるらしい。
嫡子の美青年と従兄弟のキザ男が居て、幻想的で耽美な雰囲気。
家督問題の関係者が次々と殺されていきイケおじがホームズ、主人公がワトソン的に話が進む。
犯人は嫡子の美青年で、実は男装の麗人だった。
彼女は従兄弟に手籠にされていて、その復讐の意味でも最後には自分から従兄弟を誘惑して相手を殺す。
確か物語中で彼女が貧血と腹痛で主人公に心配される描写があった。
実は生理痛。
実は彼女は主人公の事が好き。
ラスト犯人が最後のターゲットと相打ちで胸にボウガンだかを受けて、今際の際に自分の罪を告白するのだけど、その怪我の手当て中主人公が「僕は何をすれば良いでしょう?」って探に聞いた時「彼の手をしっかり握っててやりたまえ」って言われて戸惑うシーンが印象に残ってるんです。
表紙が佳嶋さんだったのもあって、ずっと皆川博子さん作品だと思ってたんですがどうも違うようなんです。
綾辻行人、有栖川有栖の作品ではない。
確か国内作家で女性作家でした。

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