年代1990年代後半だと思います。
種類小学生向け文庫です。
あらすじ主人公は小学生の女の子。
女の子と仲良くしていた身寄りのないおばあさんが亡くなりました。
おばあさんの遺言には、おばあさんの猫を引き取る人に莫大な遺産を渡すと記されていました。
大人の男女が複数人、候補者として指名されていて、最も猫が懐いた人にその権利を与えるという内容でした。
候補者にはその女の子も指名されていて女の子は驚きます。
猫を懐かせるために大人たちが交代で猫の世話をすることになります。
皆は猫に気に入られようと、お世話の期間中にご馳走で気を引きますが、女の子は猫がご馳走で体調を崩したのをみてきゅうりをあげることにしました。
そして猫が誰に寄っていくかを決めある日、猫はきゅうりをくれた女の子を選びました。
結末はたしか、女の子は猫だけを引き取り、遺産は受け取らなかった、もしくはお屋敷を公共スペースにすることを提案した、というものだったかと思います。
遺産争いに躍起になる大人たちの中で、女の子の両親は冷静だったような印象があります。
この本が気になります!
この本のツイートへ
作品のタイトル:ネコのもらったふしぎな家
作者:手島悠介
本のリンク:この本のURLへ(外部サイト)