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あやふや本 No.8761

内容

小説を探しています。
かなり薄めの文庫本です。
2016年ごろに中学校の図書室で見つけました、タイムスリップものです。
(あらすじ)主人公はお菓子ばかり食べていてぽっちゃり気味な小学生の女の子。
シングルマザーのお家で学校にあまり行かずお菓子ばかり食べているので、よくお母さんと喧嘩していました。
ある日、喧嘩がヒートアップして、主人公は嫌がらせでお母さんのガラケーを隠して困らせてやろうと思い、近所の神社の大木の根元にガラケーを隠しました。
しかし、しばらくして取りに戻るとガラケーは無くなっていました。
実はその大木の根元は、第二次世界大戦時の日本と繋がっていて、ガラケーを手に取った人は戦時中の世界の女の子でした。
直接顔を合わせることはできないけど、主人公は女の子に写真の撮り方や電話の仕方を教えて、自分の携帯とお母さんの携帯を使って、電話やメールでやり取りをし、ガラケーを通じて仲良くなりました。
お菓子を数えられるほどしか食べたことがないという女の子に、ポッキーやキャラメルやチョコレートを大木の根元を通じて差し入れしたり、逆に戦時中のお菓子(ふすまを使った蒸しパンやさつまいも)をもらったりして、お互いがお互いの環境を知っていきます。
不登校気味だった主人公は、女の子の過酷な戦時中の生活を聞いて、学校に通えることが当たり前じゃないと実感し、学校に通い始めます。
しかし、第二次世界大戦は日本が負けることをある日の歴史の授業で知ります。
主人公は女の子の為を想い、日本は負けると伝えてしまい、喧嘩になります。
その日から、いつものようにガラケーを大木の根元に置いても、電話がかかってくることは2度とありませんでした。
オチとしてはそれから何年か経ち、主人公は中学生、運動部に入りお菓子作りが得意でよく部活のみんなにお菓子を作ってあげるくらい社交的な女の子になりました。
ある日、同級生の家に遊びにいった際、その家に飾られてる親族の集合写真に写ってる一人のお婆さんに見覚えがあり、生い立ちなどを聞くとあの戦時中の女の子だと気づきました。
同級生のお母さんにそのお婆さんの連絡先を聞いて手紙を送り、お婆さん側も手紙であの時の女の子だと分かり、お互い喧嘩したことを謝り仲直りします。(戦時中の女の子なので、現在はお婆さんくらい歳になってた。)
そのお婆さんは海外の人と結婚して、遠くの国に住んでいるからその国の珍しいお菓子を送ってくれて、たしか最後は対面で再会を果たして物語は終わりました。

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こたえ

作品のタイトル:秘密のスイーツ

作者:林真理子

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