
1975~80年頃に少女漫画雑誌で読んだ作品。
舞台は欧米。
陸上界のスターである青年に、老人が、戦争で従軍していた時出会った少年の思い出を語る。
少年は走るのが好きで足が速く、敵国の攻撃を受けた故郷からひとり逃れる途中で、負傷した敵側の兵士(若き日の老人)に出会う。
当初は反発するも共に行動するうちに二人の間に交流が芽生える。
兵士の具合が悪化し、助けを呼ぶために少年は、足の痛みを堪えて必死に走り、兵士は助かる。
しかし少年の足は病に蝕まれていた。
その後兵士は少年に会うことはなかったが、彼が粛々と切断手術を受けたと聞いていた。
話終えた老人に、スターである青年は、その少年が自分の父親であると明かし、名声に溺れて見失っていた、走ることへの情熱を思い出すのだった。
思い出話はおそらく第二次世界大戦下のフランス?辺りの話で、兵士はドイツ兵だったかもしれません。
少年が兵士の腕章の鉤十字を見て敵だと気付く場面があったような気がします。
青年が、少年が父であることを明かす時にペンダント?か何かを見せていて、それは兵士から少年にあげたものだった、という記憶があります。
この本が気になります!
