【読んだ時期】2016年又は2018年
【読んだ場所】小学校の図書室
【カテゴリ】絵本(児童書の可能性アリ)
登場人物として母熊、子熊、ニワトリが出てきます。子熊目線の物語です。
優しい心の持ち主の子熊に母熊がニワトリ(1)を狩ってきて小熊に食べさせ、子熊は「すごくおいしい」といった感想を述べた後に母熊が「この肉はさっきまで生きてた私たちが生きるには何かを殺すしかない」というようなことを言っていました。
その数日後に子熊がニワトリ(2)に出会い、ニワトリ(2)は「迷ってしまったので助けて欲しい」ということだったので子熊はニワトリ(2)の言うことを聞ニワトリ(2)を助けたのですが、これを子熊が母熊に報告すると母熊は子熊に対して「あなたはそのニワトリに騙されたのよ」との旨の発言をしていたと思います。
しかし数日後、なんと前述のニワトリ(2)が「もうここで君たちに殺されてしまっても構わない」と自ら親子2匹の前に現れて母熊は怒りを隠せない様子でニワトリ(2)を襲いました。
そこに子熊が「お母さん待って!僕はそのニワトリと約束があるんだ!」と言って止めに入りかけた時にはニワトリ(2)は母熊に殺されてしまいました。
この先の結末の展開を全く覚えていませんが、何かしらの展開があったと思います。
・上記の通り、可愛らしい水彩画風の絵に対して食物連鎖の残酷さと優しすぎた故の現実の惨さを描いまた物語であったということを記憶しています。
・母熊は勿論メス、子熊、ニワトリ(2)はオスだったと思います(既に狩られたニワトリ(1)は不明)。
・子熊はひとりっ子です。
きょうだいの描写は愚か父熊の描写も無かったと思います。
・最後、母熊がニワトリ(2)を殺してしまうシーンと子熊がそれを止めようとするシーンの絵、全体的にこんな絵柄だったということは覚えており実際再現を描いたので、参考になれば幸いです。
・内容が内容なので今まで私が絵本だと思い込んでいた児童書の可能性があります。
・かなり残酷な物語ですが血液の描写は無かったと思います。
・人間は出てこなかったと思います。
熊2匹もニワトリも服を着る、二足歩行、学校に通っている等の人間に近い描写はありませんでした。
実際熊の親子2匹は森の巣穴に住んでいました。
・そもそも熊の親子2匹とニワトリ以外の動物自体が出ていなかったと思います。
・小学校設立年の関係上1990~70年後半のものの可能性もあると考えています。
・有力候補として「とりになりたかったこぐまのはなし」「おやまのこぐま」「きかんぼうのこぐま」が挙げられましたが全て違いました。
「約束」が重要なキーワードだと思います。
作品のタイトル:くまのこのやくそく
作者:鶴見正夫
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