カテゴリー:数学読みもの
題名:楽しい数学だった記憶
著者:ソ連の数学者?
読んだ年代:1970~80年代新書より一回り大きいハンディサイズ、ソフトカバー、モノク口の挿絵入り。
内容:
想定は思春期以降の読者っぽい。
話の舞台はソ連。
各章、生き生きした小話でひとつの数学的概念を説明する。
簡単な数式を含むが、文系でも十分理解できるレベル。
記憶にあるのは、確率がテーマの章。
室内で2人の男が「これから窓の外を通る人が、男か女「か」の確率を議論している。
最後に「今から20人続けて男が通る確率は、いくらか」という賭けをする。
1人が「それはありえない。
ありえない方に賭ける」と勝ち誇って言う。
直後に音楽が聞こえ、窓の外を見ると、軍楽隊がこちらへ近づいている。
ありえない方にお金をかけた男が、ガックリとうなだれる。
各章の話が非常に面白く、数学的概念の説明もわかりやすい。
文系の自分が繰り返し読み、数学の基本概念を知り、テストでも役に立った本。
また読み返したいです。
この本が気になります!
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