2010年前後に読んだ漫画です。
・暗い内容と筆致で、主人公は口減らしで山に捨てられた少年と群れを追い出された三本脚の老狼
・飢饉の村で、村長(長老?)が口減らしの為いらない人間を選別しようとする。
選別方法が村人一人一人に「村の人全員が病で倒れており、あなたはその病を治せる薬を一つだけ持っている。その時あなたはその薬を誰に渡すか」と質問して、誰にも選ばれなかった人というもの。
・主人公は自分の姉を選ぶが、姉は旦那を選び、主人公は口減らしの対象にされる。
・山に捨てられた主人公は洞窟?の様な場所で生活を始める。
姉はそんなつもりではなかったと激しく後悔し、主人公にこっそり食べ物などを届けるが、主人公は姉が自分を選んでくれなかったと素直に受け取れない描写がある。
・山で生活するうち、主人公は年老いて脚を一本失った為群れを追い出された老狼と出会い、その境遇と自分を重ね、また狼も主人公に寄り添い、一人と一匹で協力して獲物を狩ったりして生活するようになる。
・主人公が同じく口減らしで捨てられた村人と出会い助けられるが、その夜にその村人に襲われかけ、その村人を石で殴るシーンがあった。
寝てる主人公がぴちゃぴちゃという水音で目を覚まし、自分を舐めている村人に驚くページと、拒絶された村人が「優しくしてやったのに!」のような台詞を恐ろしい形相で叫ぶシーンが衝撃的で印象に残っている。
・ラストで狼は自分の衰え?を知り主人公の元を去り、主人公は一旦狼を探すが、それを受け入れ狼の去った山に叫ぶシーンで終わっていた。
・続きがあるのかは覚えていないです。
・「いらないもの」みたいなのが物語としてのテーマや重要な言葉としてあった印象が強くあります。

X掲載:2025年12月

作品のタイトル:必要とされなかった話
作者:三友恒平
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