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あやふや本 No.6214

内容

・二十年ほど前、図書館で読んだ児童書(日本人の作家だったと思います)
・女の子が誘拐されて、部屋に閉じ込められる。
・男性が助けに来るが、何らかの理由で助け出せない。(鍵が無いなどの物理的な理由ではなく、ある時刻になると警察が来るとか何かが起こるとか、そういった理由だったと思います)
・ひとまずその場を去ろうとする男性に、女の子が「時間を数えて待つから、今が何時なのか教えてほしい」と扉越しに頼む。
・その後、地の文で「異変が起きたのは○時ごろだった」「○○秒まで数えたときに異変が起きた」といったような、女の子が時間を数えて待っていたことが分かる描写があったような気がします。
長らく江戸川乱歩の「少年探偵団」だと思っていたのですが、先日読み返してみたら違いました。
「時間(数)を数えて不安や暇をやり過ごす」という発想が幼心にとても印象的で、手持ちぶさたなときによく思い出すエピソードです。

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こたえ

作品のタイトル:レベル7

作者:宮部みゆき

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その他,依頼者コメント等:
宮部みゆきさんの「レベル7」でした。
もう一つ候補で挙げていただいた「SEVEN ROOMS」は読んだ覚えがあったので、そちらかな?と思ったのですが違ったため、半信半疑で「レベル7」を読んだところ、探していたとおりの描写がありました。
小学生のころに読んだので、てっきり児童書だと思い込んでいました。それに、宮部さんの本は別の一冊しか読んだことがないつもりでいましたから、正直、とても驚きました。
自分ではまず間違いなく見つけ出せなかったと思いますので、あやふや文庫さんにお願いして本当に良かったです。どうもありがとうございました。


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