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あやふや本 No.6627

内容

20年ほど前に図書館で借りた本のタイトルが思い出せず、お力をお借りできたらと思っております。
13~15歳くらいの女の子たちが主人公になっている短編集
「聖少女たち」というタイトルだと思っていたのですが、調べてみると該当するものはありませんでした。
最初の短編は、主人公の学校の可愛らしいクラスメイトが、敵対する学校の生徒にさらわれ、主人公の同級生の短髪でかっこいい女子生徒が助けに行くというような話でした。
主人公は傍観者で、われた生徒はプリンセス(もしくは姫)、敵対する学校のボスはドラゴン、助けに行った同級生はナイト(もしくは騎士)と呼ばれ、半分騎士物語のファンタジーのようにストーリーが進んで行くのですが、最後に実はプリンセスはあまり性格がよくなく、ドラゴンとナイトの趣味(多分少女漫画だったと思います)が同じだということが判明して、お互いに仲良くなって本の貸し借りをする関係になったことが判明し、主人公が驚く、というラストでした。
そのほかの短編で記憶しているものは、受験のために東大の家庭教師から勉強を教わっている女の子の話で、家庭教師の先生が飲んでいるから、という理由で毎日母親から人参ジュースを飲まされるのですが、そういった生活にストレスが溜まっていて、自分だけの秘密の呪文を唱えて気に入らないものを消していく、という話になっていました。
主人公がどんどん気に入らないものを消していった結果、周りに何も残らず、異変に気付いた母親が、同じ呪文を唱えて、最後に「○○ちゃんにいいもの持ってきて」と付け加えたところ、消えたものが全て元通りになり、主人公は今まで唱えていたものが自分だけの秘密の呪文ではなくて、小さい頃何かをなくしたり悲しいことがあった時に母親が唱えてくれていたものだと気付くラストでした。
最後に主人公が「人参ジュースって泣きたくなるほど不味いのよ」と母親に伝えたシーンが印象に残っています。

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:聖魔女たち

作者:北原樹

本のリンク:この本のURLへ(外部サイト)

その他,依頼者コメント等:
なかなか思い出せずに苦労していた本ばかりでしたが、あやふや文庫様、および皆様のおかげで回答にたどり着くことができましたこと、深く感謝いたします。


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