街の日常を描いているようで全体的に不穏さが漂っているような物語。
街の工場で作られた本にたまに真っ赤なページが1枚混ざっており、それは工場の作業者の腕が事故で巻き込まれた際に出た血で染まったものだと説明される。
街には夕方に鐘かサイレンが鳴り、それが街の不穏さを象徴していたような気がする。
(腕が巻き込まれた血が付着するなら本がページ単位で赤く染まるなんて不自然だ、と思った記憶がある)
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作品のタイトル:空を見上げる古い歌を口ずさむ
作者:小路幸也
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