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あやふや本 No.5752

内容

小学生の時に図書室で読んだ短編集に収録されていた短編を探しています。
・短編集の一番先頭に掲載されていた話」
・タイトルが「○○の」もしくは「福の○○」
・短編集は百かそれ以上の短編が掲載されている分厚い本であり、表紙は白
・作者の名字に「今」という字があった気がする。

以下はあらすじです
舞台は戦乱の世。
殿様たちは自らの地位を示すためこぞって豪華な調度品や着物を作らせていた。
ある時一人の殿様が「こんなに身の回りを豪華にしているのにだけは真っ白な布一枚なのはおかしい」と言い出し、殿様の間で褌を豪華にするのが流行り始める。
褌のデザインはどんどんエスカレートし褌そのものの重量も増し、やがて腰に回した紐一本では支えきれず、もう一本の紐を首に回して支えるデザインが身分の高い者の間で主流になる。

そんな中、とある足軽が「敵の大将の後ろに忍び寄り首に回した褌の紐を切り、褌が落ちそうになって慌てている大将の首を落とす」という戦法を編み出し、数多の大将首を持ち帰ってどんどん昇進していく。
ある日、その侍が、戦場でふらふらと歩いていた身分の高そうな男に襲いかかり首を落とすが、首を落としたあとでそれが自分の仕えている殿だと気づく。
(男がとっていた戦法では後ろから忍び寄って首を落とすため、敵の顔を見ることができるのは殺した後だった)侍は殿の首を持ったまま行方をくらませる。

その短編集に掲載されていたお話は詩的で芸術性が高く、小学生の私はあまり良さを理解できなかったのですが、この話だけは起承転結がハッキリしていて面白い!と感じた記憶があります。


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こたえ

作品のタイトル:ああ、褌

作者:今江祥智

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