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あやふや本 No.6526

内容

【ネタバレがあります】
ここ10-15年の間に読んだ文庫本の短編集の、確か1番目に掲載されていた短編小説です。
後書きか解説文で「妊婦は絶対読まないでください」みたいなことを言われていた短編で、大まかなストーリーは:ある女性の元に、知らない人からの手紙が届く。
手紙の送り主は最近息子(中学生か高校生くらいの年)を亡くした母親で、宛先の女性とは接点はない。
手紙はその亡くなった息子が書いたもの。
その亡くなった息子が手紙で語るには、
・自分はずっと「死」というものに対して恐怖を感じていた
・だが、それがあることをきっかけに和らいだ
・その「あること」とは、死後も人は生まれ変わるのである、という概念について聞いたこと」
・そして、ある日、自分はある人物を見かけ「自分は死後はその人の子供として生まれ変わるのだ」と確信したのだとう言う
・だから、自分は自ら命を絶ち、新しく生まれてくる前にその人に挨拶をしたいと思ってこの手紙を書いた。
・その人物こそが、この手紙を読んでいる女性である。
印象的だったのが、手紙の最後の一文、締めの挨拶が『おかあさん』という言葉だったことです。

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こたえ

作品のタイトル:元気でいてよ、R2-D2。『腹中の恐怖』

作者:北村薫

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