語り手は男性。とある店の煮込み料理を食べる。
すると、その味が忘れられない!食べずにいられない!と、その煮込みのことばかりかんがえるようになり、店に足繁く通うようになる。
その後、店主が亡くなり閉店することになる。
店を訪ねると店主の妻が「長年店をやってこれたのはこのご利益があったのだ」的なことを言って拝んでいる。
男性が見ると、継ぎ足し使っていたその煮込み料理の大きな鍋の中から鉛の仏像(布袋とかだったかも)が出てきた。
それを見て語り手の男性は、自分があの煮込みが食べたくて仕方なかったのは鉛中毒になっていたからだと気づく。
という話です。
10年ほど前に読みました。文庫で、確か短編集の中に入っていたと思います。
この本が気になります!
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作品のタイトル:不発弾『かくし味』
作者:乃南アサ
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