
作者が電車の中で対話者から聞いた話を綴っているのですが、女中に建て替えだったかおつかいだったかでお金を渡し、話の中でいくらかのお金のやり取りをする。
最終的に数十円ほど合わなくておかしいなぁと感じるというお話。
文面だけ追うと計算が合わないように感じるんですが理数系の人が式を立てると問題はないというような、文系と理系で読み方が変わるような話だったように思います。
作者は大の電車好きらしく電車の中で聞いた話を綴った短編集のようでその一節だったように記憶しています。
10年ほど前高校3年最後の方の現代文の授業とテストで出てきた話なのですが、その時の先生が個人的に出した作品だったのか教科書には載ってないものかもしれません。
この本が気になります!


作品のタイトル:阿房列車
作者:内田百けん
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