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あやふや本 No.2615

内容

・ジュブナイル小説で、高校生(たぶん)の塾の模試で国語の問題にも使われた
・主人公はサッカー部。弱小部だが、主人公世代がサッカーの得意な子が多く、良いところまで勝ち進む
・顧問はその世代が3年生になる年にもっと良い戦績を残せると張り切っていた
・だが、主人公世代は受験のためほとんどが退部
・一人だけ退部しなかった子がいた。その子は貧乏で、サッカー推薦での進学を狙っていたが、大量退部で望みは潰える
・主人公に対して、その子が夕方のグラウンドで寂しそうに恨み言を言う

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こたえ

作品のタイトル:落葉小僧『ヤマメを釣る』

作者:南木佳士

本のリンク:この本のURLへ(外部サイト)

その他,依頼者コメント等:
「南木佳士さんの本ではないか」とリプライをいただき、調べたところ間違いないとわかりました。受験の現代文の長文対策のサイトに載っていたものを見つけ、長年探していたものに間違いないと思いました。ただ、サイトにもタイトルはありませんでした。南木佳士さんというお名前を頼りに近所の図書館をいくつか回りましたが、本の中では見つけられませんでした。リプをくださった方も「本を見つけられない」と仰っており、もしかしたら文芸誌かなにかに載ったものかもしれません。文芸誌や寄稿されたものだと、難易度がぐっとあがると思われます。つきましては、本件は「南木佳士さんの作品」として締めていただければと思います。著者名がわかっただけでも大変嬉しく、知らなかった作家さんに出会えるチャンスをいただけて楽しみが増えたと思います。
ーーー
1996年発行で近所の図書館にもなく(結局国立国会図書館で閲覧しました…)、確認が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。同時に見つけてくださった方がいらっしゃったことに驚いております。読んでみると、当時心に刺さった部分は回想シーンのほんの一部で、全編は大人になった今あらためて染み入るような物語でした。探していた作品をまた会えて、感動もひとしおでした。それもこれも、このような素晴らしい試みをしてくださっているあやふや文庫様のおかげに他ならないと思います。大変感謝しております。ありがとうございました。


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