・10~15年ほど前の作品
・週刊誌(おそらく文芸誌でない)に掲載されていた読切の短編
・以下、作品の最初から最後までのあらすじです。
・女子中学生の主人公が、友達と一緒に誘拐され、誘拐犯に山小屋に監禁されているシーンから始まる。
友達は逃げようとして誘拐犯に殺されてしまう。
誘拐犯は主人公に「逃げても無駄だ(唯一の逃げ道である窓の外は崖だから)」と告げて眠り、主人公はその隙に逃げる方法を考える。
誘拐犯が目を覚ました時、小屋の中に主人公の姿はなかったが、誘拐犯は、「主人公は窓から逃げたと見せかけて、友人の服に着替えて友人を小屋の窓から外に落とすことで友人になりすまし、誘拐犯が自分を探しに外へ出ていくのを待っている」ということを見抜く。
主人公はこれまでかと思ったが、その時、死んだと思っていた友人が小屋に現れ、無言で誘拐犯の首を絞める。
誘拐犯が動かなくなったところで、友人が自分を突き落とした主人公に向き直るシーンで作品は終わる
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作品のタイトル:臓物大展覧会『攫われて』
作者:小林泰三
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