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未解決

あやふや本 No.6002

内容

30年程前に古本で読んだ少女漫画単行本で、恐らく80年代~90年初頭の作品。
マーガレット・フラワー系の様な中高生向け作風で、他に短編が数作収録されていたように思います。
舞台は80年代当時の欧米。
主人公は貧しい壮年~中年の男性(人形師?腹話術氏?)物語の途中で少年の姿に変わってしまい、昔の恋人を探す内容。
少年は白いセーラー服に短パン姿、猫を連れている(小学生くらい、胸に名前の刺繍が入っている)
岡野史佳先生のトイズヒルシリーズではありませんでした(確認済)

1.ある晩、主人公が飼い猫に若い頃の思い出を語っていると火事にあい(又は急病で倒れる?経緯は失
最後にもう一度かつての恋人に会いたいと願いながら意識を失う。

2.次に目を覚ますとそこは知らない街で、少年の姿に変わっている事に気付く。
傍らには飼い猫の姿があり、猫の魔法の力で姿を変えられた事・猫と話せるようになった事を伝えられる。

3.途方に暮れていると、親切なお姉さんに助けてもらい、お姉さんの恋人である青年の家に世話になる。
青年は作家(記者?)を目指し出版社で働いている。
(お姉さんと出会った時に「何で僕の名前が判るの?」『あなたの服に名前が刺繍してあるわ。ママが入れてくれたのかしら?』といった様な描写あり)

4.青年の家で暮らすうち、お姉さんの妊娠発覚。
青年、少年、お姉さんの3人でお姉さんの母に会いに行く。
するとお姉さんの母は、青年の持ち込み先の編集長であることが解る。
編集長は自分も若い頃に恋人との子供を身籠ったが未婚の母となった経緯を語る。

5.話の途中で編集長は、恋人が大切にしていた人形と少年が瓜二つなのに気付く(少年の服の刺繍は、自分が過去に人形の服に入れた刺繍と同じだと気付
少年もそれに気付き、逃げるようにその場から走り
去る。
お姉さんは慌てて後を追うがそこに少年の姿は無く、地面には少年によく似た腹話術人形が転がっているだけだった。

6.主人公が再び目を覚ますと、元の大人の姿に戻っている。
記憶を頼りに編集長に会いに行くと、今日は青年とお姉さんの結婚式であることが判り、晴れて皆と再会。

この本が気になります!


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