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あやふや本 No.6068

内容

読んだ時期は1987年~1992年頃、学研の「学習と科学」の別冊のような雰囲気の冊子。
低学年向け~高学年向けの複数の児童文学が挿絵をまじえて一冊の冊子に収録されていました。
覚えている物語は二篇です。

1.小学校高学年程度の兄と、低学年~幼稚園児くらいの弟が母親宛のプレゼントを買いに百貨店へ行く。
店員に勧められた花柄のエプロンと、袋に入って口をリボンで閉じてあるチョコレートを買って帰ろうとするが、帰りの道中で何らかのトラブル(道に迷ったか、単に寒さや疲れで幼い弟がぐずったか、その程度の幼いもの)で思うように帰れない。
チョコレートは開封してふたりで食べてしまい、袋を綴じていたリボンをプレゼントにしようとふたりで話す。
無事に帰宅して、帰りが遅いことを両親に咎められるが、母親へのプレゼントを買いに行ったことを内緒にしておくために狸寝入りでやり過ごす。

2.小学校高学年、おそらく6年生の男女数人が、学校で使う藁半紙を買うために、学区の近くの山にゲンノショウコを採りに行くが、道に迷って帰れなくなる。
沢の水をサイダーの瓶に汲んで回し飲みし、自生している山菜を食べるなどして夜を明かす。
寡黙で(佐音があったかもしれない)グループの中であまり目立つポジションではない少年が山中で過ごす知識を持っており、彼が人里への近道だと思われる沢を登って一行は無事下山する。
読んだ当時から見ても児童が採った薬草を売ったお金で学校備品を買う、遭難して泣き出す女子(彼女は担任の娘で、舞台の山村にあってインテリ家庭に育ったような…)をナヨナヨしたお嬢さん育ちだと周りが言う(当たり前では…)など、「時代設定が現代ではない(1950年代~せいぜい70年代のような…)」印象はあったので、本自体がもっと古いものだったのかもしれません。

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こたえ

作品のタイトル:神かくしの山

作者:岩崎 京子

More Info:「神かくしの山」現代児童文学傑作選(1) (少年少女日本文学館23)

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その他,依頼者コメント等:
1番目のお話は「神かくしの山」でした!
本は「少年少女児童文学館23 現代児童文学傑作選1」と思われますが、2番目のお話に該当する作品がありません。

2番目のお話,または両作品収録の本をまだ探しています。


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