1990~1992年頃に途中まで読んだ児童書がいまだに気になっています。
(中学校の第二書庫にしまわれていた本なので、発行時期はもう少し古いかもしれません)
舞台は戦時中(もしくは終戦直後)の日本で、主人公は小学生の女の子。
母親は「いつか迎えに来るからね」と言い残して家を出たまま戻らなかった。
妹とともに父方の祖母の家に身を寄せることになったものの、父親は遠方で仕事をしていてほとんど家に帰ってこない。
主人公は祖母や親戚に厄介者扱いされ、常に肩身が狭い思いをしている。
妹だけは、耳に羽虫が入ってしまった親戚を、電灯の真下に連れて行って照らして助けたことがきっかけで可愛がられるようになった。
やがて初潮を迎えたが、祖母に嫌な顔をされたので、薬局に行って自分の貯めたお金で油紙と脱脂綿を買って生理用品を手作りする。
父が帰ってきた時にお小遣いをくれたが、困っていることを言い出せず、結局もらったお小遣いは生理用品の材料代に消えてしまう。
この本が気になります!
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