
2000年ごろ、子ども図書館で読んだ本です。
岡田淳さんの「星モグラサンジ」と同じカテゴリーにあった気がするので、高学年向けの児童書かと思います。
少し昔の本だと思った記憶があるので、80~90年代に出版されたものかもしれませんが、このあたり少々あやふやです。
舞台は古代中南米文明(マヤ?インカ?アンデス?)、主人公はハゲワシかコンドルといった肉食の鳥で、その鳥の目線から、淡々としたクールな語り口で語られます。
その鳥は神の使いとして崇められていて、王の葬儀の際、遺体から取り出した心臓を鳥が食べることで、永遠の命か蘇りが約束される…というような描写がありました。
その部分がショッキングで、他に筋があったかどうか覚えていません。
鳥葬の描写(遺体を岩の上に置いて鳥がついばむ、というもの)もあったかもしれません。
本はハードカバーで線画の挿絵があり、オムニバス形式だったかもしれません。
中南米だと思っていますが、葬儀で心臓を取り出す、蘇り、ということから、エジプトのミイラ作りの話なのかもしれません。
この本が気になります!
