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未解決

あやふや本 No.8082

内容

20年前頃、コンビニで売られていたホラ漫画のオムニバス集です。(各話ネタバレあります!)
覚えているエピソード

①主人公は高校生くらいの女の子。
母親が骨董の人形を買ってくる。
主人公は気味悪がるが母親は人形を溺愛。
しかしその人形は昔、生贄の代わりとして土に埋められた経緯を持っており人間に恨みがあった。
人形のセリフ「冷たくて暗くて1人で寂しかったの」と言ってました。
夜中、人形の力によって母親が操られ包丁で主人公に襲いかかる。
父親に電話で助けを求めたが、父親は自宅のクローゼット内で死亡していた。
主人公と母親は階段で揉み合いの末、母親は階段から落ち包丁が腹部に刺さり死亡。
主人公も最後、人形の髪に足を取られ、母親の包丁の上に落ちて死亡。

②呪いの人形の話。
主人公は女子中高生。
呪いたい相手の生年月日と名前を人形に書いて切り裂くなどの傷を負わせると、名前が書かれた相手がその通りに死ぬという噂が流行る。
主人公は先生が好きだが、先生には相手がいるという噂を聞き、その相手を呪いの人形を使って呪ったところ本当に死んでしまう。
続けて、自分に告白してきた男子生徒を脅し半分で呪おうとしたところ、傷を付けるまえに何故か死んでしまう。
実は先生と付き合ってたのは主人公の親友で、男子生徒の死は親友によるもの。
最後は親友によって、主人公も呪いの人形に名前を書かれ、背後から不審者が忍び寄ってくる絵で終わる。

③OLっぽい女の人が主人公。
その世界では、他人から不要とされた人間は「NONEED」と言われ、ゴミとして扱われてしまう。
ある日、家の前で人が廃棄されかける場面に出くわす。
咄嗟に止めたことから、その人間を引き取ることになったが、その人は主人公好みのイケメンだった。
主人公はその男に「マコト」と名前をつける。
マコトは最初こそ主人公を慕う様子を見せてたものの、徐々に地位を築きはじめ主人公を蔑ろにする。
最終的には主人公はマコトだけでなく、周囲から見放され、会社からもクビにされ「NONEED」とされてしまう。
最後は、雨の中ゴミ捨て場に廃棄された主人公の元に、ゴミ収集車が近づいていく場面で終了。
本の後ろには漫画家さんたちのあとがきがありました。
本来は5作品以上は収録されているような短編集だったと思います。

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