2000年代前半に読んだ小説です。
時代設定は不明ですが、イスラム文化圏を舞台にしたミステリ要素のある単行本でした。
殺人事件が起きるのですが目撃証言にあう容疑者が見つからず、犯人はその国で使われる特殊な布(光の差し方によって色が全く違って見える)の衣服を着ていたから、という理由だったように思います。
あとアクバルという皇帝の時代に作られた貨幣が出てきて、「アッラー・アクバル」(アッラーは偉大なり)という文がコインに円形に彫られているのですが、物語の終盤で、これが実は「アクバル・アッラー」(アクバルは神なり)で、皇帝アクバルの驕りが隠されていた、という展開がありました。
他には、密通していた男女が、罰として人が行き交う庭に全裸で背中合わせで縛り付けられ、お互いの汚物に塗れる…という拷問?シーンがあった気がします。
この本が気になります!
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作品のタイトル:ムガール宮の密室
作者:小森健太朗
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こんなに早く見つかって嬉しいです。
本当にありがとうございました!