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未解決

あやふや本 No.2986

内容

中学の頃に受けた模試(岐阜県)で掲載されていた文章です。
松尾芭蕉が亡くなるシーンを弟子(?)が松尾芭蕉の気持ちを想像して書いたものではないかと思います。
奥の細道の最終章ではありません。
古文だったか現代文だったかを覚えていません。
現代文だった場合は訳したものではあると思います。
内容は大阪の地で、松尾芭蕉が最期のときを過ごし、亡くなり、天国の地で広い草原(?)を見るまでの心の動きを描写したものです。
西行もまた旅の途中で死んだのだから、自分も旅の途中で死ねるのなら本望だということが語られていました。
自分の寿命を悟りながら亡くなっていく本人の心情がここまでリアルに語られた作品は他になく、試験中でありながら泣きそうになった記憶があります。
特に亡くなった後見た光景にまで言及するのは印象的でした。
松尾芭蕉辞世の句である
旅に病み夢は枯野を駆け巡る
という句が書かれていたかどうかは少し曖昧です。
ただ文章全体にこの辞世の句のような雰囲気があったことは確実です。

この本が気になります!


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もしかしてこれでは?:芥川龍之介「枯野抄」
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