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あやふや本 No.5004

内容

40年ほど前に小学校の図書室あるいは図書館の児童文庫で読んだ記憶があります。
短編集の中の一辺で、掲載順は最後か後半だったような気がします。
主人公は男性。
どこか別荘かホテルの一室。
夜中に主人公の泊まっている部屋の窓に月明りが差し込み、窓の外で枝を張っていたコブシ(だったと記憶しているがあやふや)の枝が、布団の上にくっきりと影を差す。
その影の先端を主人公が折取ると、影は黒い枝の形で主人公の手に残る。
枝を手に入れた主人公は、それから幸運に恵まれ成功する。
ある日主人公の元に少女が訪れ「枝の影を返してほしい」と訴える。
自分はコブシの精で、折取られた枝の先から精気が奪われてこのままでは死んでしまうと。
主人公はきっと枝を返しに行くと約束するも、その後ずるずると再訪を引き延ばす。
漸く元のホテルに行くが、既にコブシの大樹は枯れ果てていた。

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こたえ

作品のタイトル:天窓のある家

作者:あまんきみこ

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