【カテゴリー】漫画(白泉社系列の雑誌)
読み切り。単行本化していないかもしれない。作者は何度か読み切りを掲載されている。
【時期】20年ほど前
【内容】「喪失蝶」とかそんな感じのタイトルだった気がする。
カップルの女性の方が、記憶を食べる蝶に寄生されて、記憶を失ってく話。
最後は彼氏もわざと蝶に寄生されて、二人で記憶を全て失った状態からやりなおす。
【覚えている場面】
・彼氏が彼女の写真を撮る場面から始まる。
・蝶に寄生された彼女の体からは蝶が出る。
・彼女が彼氏をオムライスの美味しいお店に連れて行こうとするが店を忘れてしまい、不安な顔をする。咄嗟に彼氏が「ぼくがオムライスを作るよ」と言う。
・「彼氏の作るオムライスは美味しいのよね」と彼女は微笑うが、実は彼氏はオムライスを作ったことがない。
・彼氏は彼女の目の前で、彼女の体から出てきた蝶を飲み込む。
・最後は蝶だらけの部屋の中で、全ての記憶を失って目覚める二人。
・彼氏が微笑み「一緒にオムライスでもどう?」と彼女を誘い、彼女は「どうして私が食べたいものがわかったの?」と訊ねて終わる。
【その他】作者は他に、「致死率100%の感染症にかかり死んでいく青年と、彼を看病しながら感情を理解していく医療用アンドロイドの話」や、「道端で絵を売る画家志望(?)の青年と、青年から「少女を見つめる狼」の絵を買った女子高生(中学生?)の話」などを描いている。
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作品のタイトル:蝶夢
作者:小松由佳
More Info:別冊花とゆめ 2000年11月号に掲載