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あやふや本 No.6423

内容

・同一作家のホラー漫画短編集
・ひとつ、若い男性を襲う白無垢姿の化け物の話。昔、思いを寄せる男と結婚するため、花嫁が婚約者や家族を切りつけ逃亡。思いを寄せる男と駆け落ちを試みるものの、花嫁の姿をみた男は逃げ出し、花嫁は化け物となる。しかし、それは真実ではなく、男の元に辿り着いた花嫁は息絶えてしまい、無念となり悪夢を見続けていた。そして、男は現在の年老いた姿になり、孫に声をかけられたことで、全てを忘れる。
・ひとつ、田舎のおばあちゃんと連絡が取れなくなり家族が古い家屋に訪れる話。家に着き、祖母を探すも見当たらず。祖母が毎日どこかへお供え物をしていたことを思い出し、その場へ行くと、祖母の一部であろうものが転がっていた。足の不自由な祖母しか居ない家ではお供え物が途絶えており、祖母が襲われたと考え、その場を離れようとするが、化け物に襲われる。間一髪のところで逃げることができたが、獣に襲われたような傷が残った。
・ひとつ、憧れの近所のお姉さんが上京するも上手くいかず、子供を連れ田舎町へ帰ってくるところから始まる。どこも欠点がない女性に見えるが、結婚生活、子供の世話、義理の母と上手くできていなかった。田舎の実家へ帰ってきたものの、元夫が親権を奪うため乗り込んでくる。そこで女性は自分の子供を真っ二つにし、その半分を山へと持ち去ってしまう。追いかけると、死んだはずの子供が女性と手を繋いで微笑んでいる。山の神秘がそうさせるのか、女性の執念か。
・ひとつ、母子家庭の親子の話。息子は母親に話しかけるも、無視されてしまう。母親は酷く疲れ、部屋は荒れている。息子は数時間前のことを思い出す。母親と車である神社へ向かった。母親はその神社に物を埋めると、その神社に祀られる毘沙門天の使いの所有物となり見つかることが無いのだと話す。神社へ着くと母親は無我夢中で穴を掘り、目的のものを埋めた。時は戻り、息子は母親へ話しかけ続ける。普段伝えられない感謝の気持ちや謝罪を母親へと伝える。そこで母親は息子に気づき、抱きしめ謝罪をはじめるが、突如、母親の首が飛びムカデと共に美少女が現れる。美少女がいうに息子は母親に殺され、毘沙門天の使いが祀られる神社に埋められていた。私のものを奪うことは許さないというと、美少女は息子を連れ神社に戻っていく。

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こたえ

作品のタイトル:恐ろし語り

作者:楠桂

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