おそらく2007年~2011年の間に、中学受験塾の国語のテキストに載っていた小説です。
戦時中に少年が田舎に疎開する。
そこには少女がおり、二人はボート遊びをするようになる。
少女は少年だけに、ボートでしか行けない秘密のお気に入りの場所を教える。
そこにはクレマチスが咲いている。
やがて少年は疎開を終えて帰ることになり、少女と別れる日が近づく。
悲しむ少女を喜ばせようと、少年は秘密の場所のクレマチスを掘り返して、少女の住む洋館の側に植え替える。
別れの日にこれを伝えると、少女は喜ぶのではなく、秘密の場所にあったから価値があったのだと怒る。
植え替えてしまったものをどうにもできないまま少年は元いた土地へ帰る。
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作品のタイトル:花のレクイエム
作者:辻邦生
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