30年ほど前に図書館で借りた推理小説のタイトル、作者共に忘れてしまい探しています。
現場に腕時計の破片が落ちており、犯人は凶器を持つ利き腕に(本来利き腕とは逆の腕につけるはずの)腕時計をつけざるを得ない人物だ、と主人公(探偵か警察の人かはうろ覚えです)が推理します。
最後に主人公と犯人が電話で話し、犯人が犯行を認めて自害を仄めかします。
主人公は犯人が賭け事を好きなことを知っていて、電話口でトランプのカードを二枚引かせます。
一枚目が犯人の、二枚目が自分のカード、数字の大きい方が勝ち、犯人が勝てば気の済むようにすればいい、だがもし自分が勝ったら、自分が行くまで待っていてくれと持ちかけます。
犯人が了承してカードを引き、一枚目が大きめの数字だったので主人公は勝ち目はないなとぼやきますが、二枚目のカードが勝ち、犯人が「あなたの勝ちです。お待ちしています」みたいな台詞と共に電話を切る、というところで終わります。
作品のタイトル:蝋人形館の殺人
作者:ジョン・ディクスン・カー
本のリンク:この本のURLへ(外部サイト)
その他,依頼者コメント等:
山中和月さんのコメントのディクスン・カー「蝋人形館の殺人」で間違い無いと思います。
乗せていただいている見本の本(子ども向けのシリーズとして刊行されたもの)、おそらくわたしが読んだものと同じだと思います。主人公の名前がバンコランだったことも思い出しました。パタリロという漫画に同名のキャラクター何出ていて、読んだ当時混乱したことも思い出しました。
長年のモヤモヤがスッキリしました。図書館で探してまた読んでみようと思います。
ありがとうございます。