・カテゴリー 少女漫画(読み切り作品)
・時期 30年ほど前
・媒体 雑誌(おそらく増刊号も含めたりぼん、なかよし、ちゃおのどれか。ずいぶん大人っぽい漫画が載ってるなと思った記憶がある。)
・その他 ふわふわした感じの可愛い絵柄
※ストーリーのすべてを掲載しています。
・主人公の名前は桃子。大学生。
・誕生日プレゼントのワンピースを彼に着せてもらい喜ぶ桃子。
しかし彼は「それを脱がすのは俺だからな!」という言葉を残してバイトへ行ったまま、交通事故で帰らぬ人に。
・その日以来、桃子はそのワンピースを脱ぐことなく着続けます。
(着たままスカート部分にアイロンをかけたり、上までたくし上げてお風呂に入っているシーンがあった)。
・ほつれてスパンコールが取れてもワンピースを身にまとい続ける桃子。
ついに見かねた友達が「気持ちはわかるけど見ていてつらい。いい加減にして」と諌めます。
・今まで気丈に振舞っていた桃子でしたが、友達の言葉に「何で・・・何でダメなの?いいじゃん!」と言い返し、泣き出します。「それを脱がすのは俺だからな!」という彼の最後の言葉と笑顔を思い出しながら泣き続ける桃子。その時一人の男子学生が声をかけます。
「桃子さんはきれいなのにもったいないと思います。そのワンピースに似合うハンガーを、一緒に買いに行きませんか?」
・ハンガーにかかったワンピースがラストシーンでした。
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作品のタイトル:やわらかい殻『ワンピース』
作者:おかざき真里
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